足関節(足部・下腿部)の痛みに関わるトリガーポイント【部位別まとめ】

こんにちは!

腰部・殿部痛や膝関節痛やに比べると遭遇する頻度は少ないかもしれませんが、足関節周りの痛みを訴えられることもありますよね!

足部は骨・関節が多く、痛みの原因を推論するのが難しいケースも多いです。

そういったケースにもトリガーポイントの概念を知っておくことで改善できる場合もあります。

 

トリガーポイントについて詳しく知りたい方は以下を参照下さい。

【痛み治療に有効】トリガーポイントアプローチとは?

 

この記事では足関節の痛みに関わるトリガーポイントを部位別に紹介していきます。

足背部

足背部に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。

前脛骨筋

足背部の痛みでは必ずチェックしておきたい筋肉になります。

関連痛領域は母趾背面・内側、距腿関節の前面になります。

母趾の痛みが痛風と誤診されることもあります。

好発部位は膝蓋骨下縁から4横指下(経絡の足三里と一致) or 8横指下です

 

長母趾伸筋

前脛骨筋と同様に母趾を中心として痛みを送ります。

関連痛領域は距腿関節の前面、中足骨頭部を中心とした母趾背面になります。

好発部位は膝蓋骨下縁から12横指上下、8です

 

長趾伸筋

このトリガーポイントは深腓骨神経を圧迫し、下腿前面の筋力低下・感覚障害などを引き起こします。

関連痛領域は足背部、距腿関節前面になります。

好発部位は腓骨頭から3−4横指遠位かつやや前方(前脛骨筋と腓骨筋の間)です。

 

短趾伸筋

足関節捻挫や中足骨骨折後に痛みが残る場合には、このトリガーポイントが関与していることが多い。

関連痛領域は足背部になります。

好発部位は距骨より3横指遠位です。

 

足底部

足底部へ痛みを送るトリガーポイントは以下になります。

足底方形筋

このトリガーポイントは踵部に鋭い痛みを引き起こします。

足底腱膜炎と間違われることも多いです。

関連痛領域は踵部全体になります。

徒手介入が難しいため、ゴルフボールなどを使うとリリースしやすいです(あらかじめ足底腱膜を緩めておく)

 

小趾外転筋

この筋のトリガーポイントによる痛みは、捻挫の痛みに似ていることもあります。

※トリガーポイントによる短縮で縦アーチが潰れているケースもあります。

関連痛領域は小趾外転筋の走行上、踵部外側になります。

好発部位は踵部から3横指前方です。

 

腓腹筋

主な症状は内側縦アーチの痛みですが、腓腹筋部にも痛みを送ることがあります。

下腿部の夜間痙攣もこの筋のトリガーポイントによることもあります。

関連痛領域は下腿後面、膝窩部、内側縦アーチ部になります。

好発部位は膝窩横紋内側および外側の5横指下or2〜3横指下になります。

 

ヒラメ筋

ヒラメ筋は様々な部位へ痛みを送ります。

関連痛領域は踵部、アキレス腱部、下腿部、殿部になります。

好発部位はアキレス腱への筋腱移行部です

 

母趾

母趾に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。

前脛骨筋

足背部だけでなく母趾にも痛みを送ります。

関連痛領域は母趾背面・内側、距腿関節の前面になります。

好発部位は膝蓋骨下縁から4横指下(経絡の足三里と一致) or 8横指下です

 

長母趾伸筋

前脛骨筋と同様に母趾を中心として痛みを送ります。

関連痛領域は距腿関節の前面、中足骨頭部を中心とした母趾背面になります。

好発部位は膝蓋骨下縁から12横指上下、8です

 

長母趾屈筋(or短母趾屈筋)

母趾底側の痺れは長母趾屈筋が原因となることが多いです。

関連痛領域は母趾底側になります。

好発部位は腓骨の遠位1/3になります。

 

下腿後面

下腿後面に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。

腓腹筋

主な症状は内側縦アーチの痛みですが、腓腹筋部にも痛みを送ることがあります。

下腿部の夜間痙攣もこの筋のトリガーポイントによることもあります。

関連痛領域は下腿後面、膝窩部、内側縦アーチ部になります。

好発部位は膝窩横紋内側および外側の5横指下or2〜3横指下になります。

 

ヒラメ筋

ヒラメ筋は様々な部位へ痛みを送ります。

関連痛領域は踵部、アキレス腱部、下腿部、殿部になります。

好発部位はアキレス腱への筋腱移行部です

 

後脛骨筋

主にアキレス腱に痛みを送ります(稀に足底や踵部にも)。

※トリガーポイントによる筋力低下で内側縦アーチが低下するケースもあります。

関連痛領域はアキレス腱になります。

好発部位は下腿の近位1/4です。

 

下腿内側

下腿内側に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。

母趾外転筋

トリガーポイントが神経圧迫を引き起こし足部・足趾に痺れを引き起こすケースもあります。

シンスプリントの痛みもこの筋のトリガーポイントによることもあります。

関連痛領域は下腿内側、踵部内側になります。

好発部位は踵部から3横指前方になります。

 

下腿外側

下腿外側に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。

長・短腓骨筋

内反捻挫の痛みと間違われることもあります。

腫れがなく痛みだけの場合は、腓骨筋によるトリガーポイントの可能性があります。

関連痛領域は下腿外側−外果周囲になります。

好発部位は腓骨頭から3横指下、外果の5横指上になります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

足部・下腿部の痛みに関わるトリガーポイントについて部位別にまとめました。

足部周りのトリガーポイントによって神経が圧迫され痛み・痺れなどが生じているケースも多く、足部疾患だけでなく腰部疾患の患者さんでもチェックしていく必要があります。

是非、臨床でチェックしてみて下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。