画像上も問題なく、評価をしてもイマイチ原因が分からない…
膝関節の痛みに関してはそういったケースが多いですよね。
痛みの原因が分からず難渋しちゃいますよね
そんな膝関節の痛みに関わる原因は数多くありますが、トリガーポイントの概念を知っておくと解決できるケースがよくあります。
そんなわけで本記事では、膝痛に関わるトリガーポイントを部位・筋肉別に紹介していきます。
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膝関節前面痛のトリガーポイント
膝関節前面に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。
大腿直筋
膝関節前面痛では、まずはじめにチェックしておきたい筋肉です。
関連痛領域は膝関節深部、膝蓋骨の下方になります。
内側広筋
少し意外かもしれませんが、内側広筋も膝前面や内側に痛みを送ります。
関連痛領域は大腿内側、膝蓋骨周囲になります。
中間広筋
メインは大腿中央部の痛みですが、時より膝まで痛みを送ることもあります。
関連痛領域は大腿中央部、時に膝関節になります。
膝関節内側部痛のトリガーポイント
膝関節内側へ痛みを送るトリガーポイントは以下になります。
内側広筋
先ほどお伝えしたように、内側広筋は膝前面や内側に痛みを送ります。
関連痛領域は大腿内側、膝蓋骨周囲になります。
縫工筋
縫工筋の走行に沿って痛みが出ます。
関連痛領域は縫工筋に沿った大腿前面、膝内側になります。
灼熱感やヒリヒリする感覚を訴えるのも特徴です。
長・短内転筋
内転筋は鼠径部痛がメインになりますが、膝内側へも痛みを送ります。
関連痛領域は鼠径部、しばしば膝内側、下腿内側になります。
股関節のこわばりを生むことも特徴です。
膝関節外側部痛のトリガーポイント
膝関節外側に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。
外側広筋
外側広筋には多数のトリガーポイントが形成されやすいです。
関連痛領域は膝関節外側、時より股関節(大腿)外側になります。
大腿筋膜張筋
トリガーポイントによる大腿筋膜張筋の過緊張・短縮が結果的に膝関節へ痛みを生じさせます。
関連痛領域は股関節・大腿外側になります。
膝窩部痛のトリガーポイント
膝窩部に痛みを送るトリガーポイントは以下になります。
ハムストリングス
内側ハムストリングスが殿部に、外側ハムストリングスが膝窩部・膝内側に鋭い痛みを送ります。
関連痛領域は膝窩部、殿部の下部になります。(腓骨小頭周囲に集中することもあり)
膝窩筋
膝伸展時に痛みを起こします。下腿外旋動作の反復で形成されやすいです。
関連痛領域は膝窩部になります。
足底筋
少しマイナーな筋肉ですが、膝窩中央に痛みを送ります。
関連痛領域は膝窩部になります。
腓腹筋
主な症状は内側縦アーチの痛みですが、腓腹筋上部にも痛みを送ることがあります。
関連痛領域は下腿上部、内側縦アーチ部になります。
以上が膝関節痛に関わるトリガーポイントです
膝関節以外のトリガーポイントに関しては、こちらの記事を参考にどうぞ!
トリガーポイントを学べるおすすめ書籍
トリガーポイントに関する書籍はいくつかありますが、特に分かりやすいのが「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」です。
トリガーポイントの基礎知識から評価・治療方法、各筋肉の関連痛まで詳しく書かれている良書です。
トリガーポイントを学ぶにはまず手に取って欲しい一冊
また「トリガーポイント治療 セルフケアのメソッド」も患者さんへのセルフエクササイズ用として分かりやすくおすすめです。
膝関節痛に関わるトリガーポイントまとめ
いかがでしたでしょうか?
膝関節の痛みに関わるトリガーポイントについて部位別にまとめました。
本当にトリガーポイントを知っているとリハビリの幅が拡がりますので、是非チェックしてみて下さい!
最後までお読み頂きありがとうございました。