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膝関節の痛みの原因になる組織まとめ【評価・アプローチに活かそう】

悩むセラピスト

膝関節の痛みの原因になる組織って何があるんですか?

 

今回はこんな悩みを解決していきたいと思います。

 

この記事で分かること
  • 膝関節の痛みの原因となる組織
  • 各組織と痛みの関連

 

臨床で、膝関節に痛みを訴える患者さんは凄く多いですよね。

 

ただ膝関節は、足部・股関節に挟まれた関節であったり、上半身や腰椎由来でも痛みが出てしまう原因を見極めるのが厄介な関節。

 

痛みの原因となる組織を特定するまでの評価が出来てないと、アプローチも何となくになってしまい、効果も何となくボヤけたものに…。

 

なので、評価がとても大事になってきますが、その前段階として膝関節のどの組織が痛みを感知するのかを知っておくことが重要になります。

 

そこでこの記事では、膝関節の痛みの原因になる組織をまとめていきます。

 

膝関節のリハビリに悩んでいる人は、今一度、基礎的な部分を振り返ってみると、新たな発見があるかもです。

 

それではいってみましょうー!

膝関節の痛みの原因になる8つの組織

結論から言うと、膝関節の痛みの原因となる組織は関節軟骨と半月板の中央部以外の全ての組織です。

 

主には下記の組織が、痛みの原因となります

痛みの原因となる7つの組織
  1. 骨(軟骨)
  2. 半月板
  3. 関節包
  4. 滑液包
  5. 脂肪体
  6. 筋肉
  7. 腱・靭帯
  8. 神経

 

それぞれ詳しく解説していきますね。

 

① 骨(軟骨)

膝軟骨

露出した軟骨下骨

関節軟骨には神経組織がないので痛みを感じることはありませんが、軟骨の下層にある軟骨下骨は痛みを感じる組織です。

 

膝疾患の代表格である変形性膝関節症(以下、膝OA)では、重症化に伴いこの骨由来の痛みが増加します。

 

メカニカルストレスによって関節軟骨が減って、軟骨下骨が露出してくると強い痛みとして感じます。

 

また、膝OAでは関節軟骨自体にも自由神経終末の侵入があったとする報告もあり、軟骨自体が痛みの原因となるケースも稀にあります。

 

② 半月板

損傷した半月板

引用:B.Braun

半月板の中央部には神経線維がないので、痛みを感じることはないです。

 

しかし、半月板の周辺部には神経線維が存在しているので、この部位の損傷では痛みが出現するケースがあります。

 

ただ半月板損傷があっても、必ずしも痛みが出現する訳ではないので注意が必要。

 

半月板損傷の患者さんでも、痛み自体は無症状の方も臨床では数多くいます。

 

むしろ半月板の損傷に伴う炎症であったり、荷重に伴う内側半月板の逸脱によって内側側副靭帯へのストレスで痛みが出現しているケースが多い印象。

 

下記はエコー画像ですが、荷重に伴い内側半月板が逸脱して、内側側副靭帯を圧迫している様子が分かります

実はこういった半月板が起因となって、内側側副靭帯に炎症が生じているケースも臨床でみると多くあります。

 

③ 関節包

関節包の中でも、特に深層の滑膜は痛みを起こしやすい組織。

 

繰り返される負荷によって膝軟骨が剥がれ、滑膜へストレスを加えると炎症を引き起こし、痛みや水腫が出現してきます。

 

膝OAの痛みも、この滑膜炎が原因のことも多いです。

MEMO

滑膜の増生は、痛みだけでなく膝OAの進行リスクにもなります。

 

④ 滑液包

膝蓋上嚢の動き

膝関節には、組織間の摩擦を軽減して、関節運動を円滑にするために滑液包が存在しています。

  • 膝蓋上嚢
  • 膝窩嚢包
  • 下腓腹筋滑液包
  • 後十字靭帯後方

上記の滑液包は、外傷やメカニカルストレスで炎症が出現して、痛みを感じやすい組織です。

 

⑤ 脂肪体

膝蓋下脂肪体

脂肪体も滑液包と同様に、組織間の摩擦を軽減して、関節運動を円滑にするための組織。

 

膝関節で痛みと関わるのは、膝蓋下脂肪体が挙げられます。

 

膝蓋下脂肪体は、神経支配が豊富で膝関節の中でも痛み感じやすい組織です。

 

膝関節の前面痛と言えば、膝蓋下脂肪体と言われるくらい疼痛感度の高い組織。

 

膝蓋下脂肪体に関しては、別記事で詳しくまとめました。

関連 膝蓋下脂肪体の評価と治療【膝前面痛では、真っ先にチェックすべし】

 

⑥ 筋肉

大腿四頭筋のトリガーポイント

膝の筋肉に出来たトリガーポイントは、膝関節に痛みを送ります(関連痛と言う)。

 

膝に痛みを送るトリガーポイント

  • 大腿直筋
  • 内側広筋
  • 外側広筋
  • 縫工筋
  • 後脛骨筋

主に上記の筋肉にできたトリガーポイントが、膝の痛みとして知覚されます。

 

トリガーポイントは、痛みを対象にリハビリをする人は、知っておくと凄く治療展開がしやすくなる概論ですよ。

 

関連 【痛み治療に有効】トリガーポイントアプローチとは?

関連 膝関節の痛みに関わるトリガーポイント【部位別まとめ】

 

⑦ 腱・靭帯

腱・靭帯の痛みは、オーバーユースによる炎症が原因で引き起こされることが多いく、スポーツ選手や成長期の若年者で発症しやすい傾向にあります。

 

主には下記の組織で痛みを感じやすいです

  • 腸脛靭帯
  • 鵞足部
  • 膝蓋靭帯
  • 膝蓋靭帯
  • 大腿四頭筋の付着部

 

ちなみに膝蓋靭帯の炎症の好発部位は…

  • 膝蓋骨上縁
  • 膝蓋骨下端
  • 脛骨粗面付着部

 

⑧ 神経

 

膝関節の痛みを理解する上では、神経の影響も忘れてはいけません。

 

膝の痛みに関わる神経

  • 腰部の神経根(L4・L5)
  • 伏在神経
  • 閉鎖神経

 

特に伏在神経由来の膝関節の痛みは、臨床でみても多くいる印象なので、必ずチェックしておきたいポイント。

関連 伏在神経と膝関節内側の痛みの関係を徹底解説【評価・治療】

膝関節の痛みの原因組織を理解して、リハビリに活かそう!

膝のマッサージ

この記事では、「膝関節の痛みの原因になる組織まとめ【評価・アプローチに活かす】」についてまとめました。

 

膝関節疾患のリハビリを行う上で、必ず知っておきたいのが痛みの原因となる組織。

 

リハビリでは、しっかりと評価して痛みの原因組織を特定して、アプローチへと展開していくのが王道の流れ。

 

膝関節の痛みの原因となる組織は関節軟骨と半月板の中央部以外の全ての組織です。

 

痛みの原因となる組織

  • 骨(軟骨)
  • 半月板
  • 関節包
  • 滑液包
  • 脂肪体
  • 筋肉
  • 腱・靭帯
  • 神経

上記組織をしっかりと理解して、評価・アプローチへ活かしていきましょう!

 

今回は以上です。

 

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