殿部の痛みの原因となる末梢神経の絞扼と筋肉【部位別】

股関節疾患や腰椎疾患の患者さんに限らず、殿部に痛みや痺れを訴えられる患者さんって凄く多いですよね!

 

でもなかなか殿部の痛みや痺れの原因が分からず、難渋してしまうケースも多いのが現状(^_^;)

 

この殿部の痛みや痺れの原因って数多くありますが、殿部へ走行する「末梢神経の絞扼」を考慮することで改善してくるケースって実は多いんです。

 

さらにその末梢神経の絞扼に関わる筋肉を知っておくことで、自然とリハビリでのアプローチ方法がみえてきます。

 

この記事では、殿部の痛みや痺れの原因となる末梢神経の走行について、さらに末梢神経を絞扼する筋肉についてお伝えしていきます。

殿部外側の痛みの原因となる末梢神経の絞扼

まずは殿部(股関節)外側の痛みや痺れに関わる末梢神経についてみていきましょう!

引用:VISIBLE BODY

この部分は、変形性股関節症の方や腰部疾患の患者さんで訴えの多い部位ですよね。

 

痛み・痺れを引き起こす末梢神経

殿部外側に痛み・痺れを引き起こす末梢神経は2つ!

・腸骨下腹神経

 

・外側大腿皮神経

引用:VISIBLE BODY

 

上図をみると分かりますが、これらの末梢神経は以下の筋肉の筋間を通過しています。

・大腰筋

・腸骨筋

・腰方形筋

これらの筋肉の緊張が高い場合や、筋肉間の滑走不全が生じている場合に、腸骨下腹神経や外側大腿皮神経が絞扼され、殿部(股関節)外側に痛みや痺れが出現してきます。

 

特に腸腰筋の柔軟性を改善しておくことが重要になります。

リリース方法は以下の記事を参考にしてみて下さい。

腸腰筋のリリース【リリースすべき4つのポイントとリリース方法】

殿部上部・仙骨側の痛みの原因となる末梢神経の絞扼

次に殿部-仙骨側の痛みや痺れに関わる末梢神経についてみていきましょう!

引用:VISIBLE BODY

この部分は、腰部疾患の患者さんで訴えの多い部位ですよね!

 

痛み・痺れを引き起こす末梢神経

殿部-仙骨側に痛み・痺れを引き起こす末梢神経は2つあります。

・上殿皮神経

 

・内側臀神経

引用:VISIBLE BODY

 

これらの末梢神経は以下の筋肉によって絞扼されることが多いです。

・大殿筋

・腰方形筋

腰方形筋を貫く上殿皮神経

 

特に上殿皮神経は腰方形筋を貫く形で走行しているため、絞扼されやすい特徴があり、殿部の仙骨側に痛みや痺れが引き起こされます。

殿部全体の痛みの原因となる末梢神経の絞扼

最後に殿部全体の痛みや痺れに関わる末梢神経についてみていきましょう!

引用:VISIBLE BODY

この部分も、腰部疾患の患者さんで訴えの多い部位ですよね!

 

痛み・痺れを引き起こす末梢神経

殿部全体に痛み・痺れを引き起こす末梢神経は2つあります。

・上殿神経

 

・下殿神経

引用:VISIBLE BODY

 

これらの末梢神経は以下の筋肉によって絞扼・圧迫されることが多いです。

・小殿筋

・梨状筋

 

上・下殿神経は、これらの筋肉の緊張が高いと絞扼されるだけでなく、深層から突き上げられる形となり、殿部全体の痛みや痺れを引き起こしてしまいます。

おすすめ書籍

今回お伝えしたような末梢神経の絞扼などの知識は、やはり解剖学の書籍から得られることが多いです。

さらに、実際に筋肉や神経の走行などのイメージを持てているかも重要になってきます。

 

そこでおすすめなのがこちらの書籍

 

解剖のイラストだけでなく、ご検体の写真も数多く載せられており、筋肉や血管、神経の走行や位置関係が把握しやすいです。

さらに触診方法も載っていますので、必然的に今回お伝えした末梢神経の絞扼に関わる筋肉へのアプローチにも役立ちます。

 

ぜひ、参考にしてみて下さい ^ ^

おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

殿部の痛みや痺れは、脊髄-中枢神経から由来するものや股関節由来で生じるものもありますが、実は末梢神経から由来するケースのものも多くあります。

 

お伝えした末梢神経の絞扼と絞扼に関わる筋肉の関係性を理解していけば、殿部の痛みや痺れを軽減できるケースも増えてくると思います。

 

ぜひ参考にしてみて下さい♪( ´▽`)

 

最後までお読み頂きありがとうございました!