日本の教育過程では金融・経済に関する教育は皆無と言って良いと思います。
さらに病院・クリニック等に勤務するセラピストでは働き出して社会に出てからも、実質的な経営に関与することはないです。
されにリハビリの診療報酬もセラピスト自身が直接的に患者さんと金銭の受け渡しをすることがないため、どうしても金融や経済知識に疎い傾向になりやすいと言えます。
またリハビリ業界内では“セラピストがお金の話をすることや、お金儲けを考えるのは良くない”とタブー視される風潮があります。
“お金ではなく患者さんのために!”というある種の美徳が好まれます。
そういった風潮がセラピストの金融リテラシーの低さに繋がっていると感じています。
もちろん医療職であるセラピストは患者さんの機能改善、社会復帰、自宅復帰を目指しその知識・技術の向上に努めるのが第一使命であることは間違いありません。
しかし今後、日本社会が迎える超高齢化社会においては医療費の増大が問題になることは明らかであり、何らかの形で医療費を抑制する必要があります。
そういったシワ寄せがリハビリ業界に来る事も考えられますし、もしかするとリハビリの中でもリストラという流れが起こるかもしれません。
実際すでにセラピストの平均年収は低下していることは、皆さんご存知だと思います。
セラピストの数も増えていますし、その傾向は今後も進んで行くかもしれないです。
そんな厳しい流れではありますが、金融リテラシーを高め資産を形成していくことが重要だと思います。
そこでこの記事では、セラピストに向けて金融リテラシーを高めるために読んでもらいたい書籍を紹介していきたいと思います。
1.働きたくないけどお金は欲しい
タイトルはなかな刺激的ですが、内容は物凄く真面目な内容です。
社会の仕組み、お金のことについて分かりやすくまとめられており、それを踏まえて資産形成のための投資の話まで幅広く書かれています。
特に若いセラピストはこういった本に早く触れておくと、社会の中で生きていく上で役立つと思います。
2.難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
タイトル通りです(笑)
この本では、なとなく選びがちな保険や固定費の事など生活に関るお金のことが分かりやすく書かれています。
自分の生活の無駄な支出に気付くことが出来るので必見です!
社会に出た早い段階でこういった本に触れておくのとそうでないのとでは大きな差が出ると思います。
3.すべての教育は「洗脳」である
主に日本の学校教育の裏側について書かれた本ですが、金融・経済に関することまで書かれています。
“貯金が大切”、“お金の話をするのは良くない”
そんな私達が学校教育で受けた刷り込みの本質について書かれています。
そういったリミッターを外すのには良い本だと思います。
ご存知の通り堀江氏の独特な言い回しや辛辣な言葉に拒否反応を示す人もいるかもしれませんが、個人的には非常に面白かった一冊です。
4.はじめての人のための3000円投資生活
私が投資を始めるキッカケとなった本です。
タイトル通り3000円という低リスクで投資信託を始めましょうという本。
投資の世界は経験が物を言います。早い段階で投資の世界に触れることが重要だと思います。
興味のある方は是非、手に取ってみて下さい。
5.いちばんカンタン!株の超入門書
初心者のための株式投資の入門書になります。
株式投資全般のことが物凄く分かりやすく書かれています。
金融・経済の事に興味を持ち、投資のことが知りたいとなったら読んでみると良いかと思います。
※株式投資はリスクもあります。自己責任でお願いします。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
社会の流れが早く変化の大き時代…
セラピストも専門分野だけでなく金融・経済など社会全体の事に目を向けることが重要だと思います。
給与も厳しい時代ですので、自己資産の形成・無駄を省くことが大切になってくると思います。
書籍では投資の事にも触れらえていますが、そこは自己責任でお願いします!
紹介した書籍が皆さんの金融リテラシーの向上の一助になればと思います^ ^
最後までお読み頂きありがとうございました!