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【腰痛のリハビリ】体幹伸展時の腰痛と頚部の関係

腰部疾患の患者さんで、体幹伸展(後屈)で腰痛を訴えられる方は多くいます。

 

この体幹の伸展時痛って、なかなか改善が難しくないですか?(^◇^;)

 

腰部は身体のおおよそ中心に位置しているので、腰部だけじゃなくて身体の様々な部位の影響を受けます。

 

臨床でみていると一見、腰部とは関係のない部位が原因だったというケースにも頻繁に遭遇します。

 

なのでリハビリでは、腰痛の原因部位をしっかりと評価で導き出して、アプローチしていく事が重要になってきます。

腰痛の原因部位を特定する評価方法【臨床で使えるスクリーニングの仕方】

 

そしてリハビリで評価をしていくと、体幹伸展時の腰痛の原因が頚部にあったというケースに遭遇します。

 

ちょっと意外ですよね!?

まさか腰痛なのに、頚部が原因だなんて!って感じですよね^^;

 

でも臨床では、頚部由来の体幹伸展時痛の患者さんって多いのも事実。

 

この記事では、体幹伸展時の腰痛と頚部の関係についてお伝えしていきます。

体幹伸展と頚部の関係

人の動作は、基本的には目線の動きから始まることが多いです。

 

もちろん体幹伸展の時も、まずは目線の動きから起こります。

 

体幹伸展では…

目線 → 頭部 → 頚部 → 胸椎 → 腰椎 → 骨盤…

 

このように体幹伸展では、身体上部(頭側)の部位から順番に運動が連鎖していきます。

 

この頭側からの動きの連鎖の中で、まず初めの動きとして大きいのが、頚部になります!

 

ですから、体幹伸展時には頚部の動きが非常に重要になってきます。

頚部の動きが出ないと、より尾側の部位で代償する必要が出てきます。

 

で、その時に代償しやすい部位が…腰椎です!

 

頚部の伸展の動きが出ずに、腰椎で代償すると椎間関節の圧縮力が増して疼痛が出現してしまいます。

 

脊柱の動きはつり橋

ちなみに脊柱の動きは、つり橋をイメージすると分かりやすいです!

 

つり橋では、一方が傾くと反対側は逆の動きをしますよね!

そういった具合で両端で逆の動きをしながら、バランスを取って安定しています。

 

このつり橋のような動きが、人の体の中でも起こっています。

特に脊柱ではこの動きが頻繁に生じています。

 

具体的には…

上部脊柱が左側へ回旋すると、カウンターを取って下部脊柱が右側へ回旋する

 

こんな具合で、脊柱は連動してバランスを取っています。

 

そして各脊椎は連動していて、具体的には…

C1=L5

C2=L4

C3=L3

C4=L2

C5=L1

このように特に頚椎と腰椎は、お互いにカウンターを取って連動しています。

 

これは、ジンクパターンと呼ばれる考え方です。

 

この様に見ていると、頚椎の動きが腰椎の動きと密接に関わっているのが分かると思います。

頚部のアプローチポイント

これまでの話で頚部と腰椎の関係性、体幹伸展時に頚部の動きが出ないと腰椎(椎間関節)に負担が掛かる事が分かりました!

 

では頚部のどういった部位にアプローチするのが良いでしょうか?

 

詳しくみていきましょう!

 

頚部の動きを制限する不良姿勢

リハビリをしていて、多くの患者さんに共通してみられる不良姿勢に頭部前方突出位(FHP)があります。

頭部前方突出(FHP)

 

この頭部前方突出位では、どの筋群が硬く・短縮しているでしょうか?

 

頚部屈筋群ですよね!

 

で、この頚部屈筋群が固まると頚部の伸展が出にくくなります!

 

そうなると体幹伸展時に必要な頚部の伸展という動きが制限され、腰椎が代償性に過剰に動き、腰痛へと繋がっていきます。

 

こうなるとアプローチすべき部位は、自然と分かってきますよね!

 

今回は、アプローチポイント2つ紹介します!

 

① 胸鎖乳突筋

まずは胸鎖乳突筋です。

 

頭部前方突出位の不良姿勢では、固まりやすい筋肉です。

胸鎖乳突筋 – 頭板状筋間のリリース

胸鎖乳突筋は乳様突起の部分で、深層かつ後方に位置する頭板状筋と癒着しやすくなっています。

 

乳様突起部の部分で両者の筋間に指を起き、頭側かつ後方に引くイメージでリリースしていきます。

胸鎖乳突筋-頭板状筋のリリース

 

耳介の牽引

胸鎖乳突筋は側頭骨に付着していますので、耳介を下外側へ引っ張ることでも緩みがでやすいです。

 

これは患者さんへのセルフエクササイズとしても使えます^ ^

耳介の牽引

 

 

② 前斜角筋

次に前斜角筋です。

多くの方で、この前斜角筋もすごーく硬くなっています。

横断マッサージ or 圧迫

斜角筋は胸鎖乳突筋の深層に位置していますので、まずは胸鎖乳突筋の柔軟性をしっかりと改善することが重要になります。

 

その上で胸鎖乳突筋の深層から侵入し、圧迫や横断マッサージなどでリリースしていきます。

ワンポイント

斜角筋は呼吸補助筋になります。

これを利用して…触診がわかりにく場合には、深呼吸をしてもらうと吸気時に収縮を確認できます。

 

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おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

臨床でも多い体幹伸展時の腰痛を改善するポイントとして、頚部のアプローチをお伝えしました。

 

本当に頚部の動きが制限されていて、体幹伸展時の腰痛が出現している人は多いです。

 

是非、リハビリの時に確認してみて下さい^ ^

最後までお読み頂きありがとうございました!