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【患者さんからの嬉しい報告】ある意味、患者教育が上手くいった?!

自宅でのセルフエクササイズの促しや生活習慣の改善などの「患者教育」はリハビリにおいて非常に重要です。

特に外来リハビリや訪問リハビリなど、患者さんとの関わる時間が少ない分野ではその重要性は増します。

しかしなかなかそれが難しいのも現実…私も患者教育には非常に苦慮しています。

そんな中でも私としても言葉掛けなどを工夫することで、患者さんが自ら「身体を変えようと!」「良くしよう!」と意欲的に行動される場面に立ち会うこともあります。

先日、以前担当していた患者さんから嬉しい報告があったので紹介しますね^ ^

簡単に症例紹介

まず簡単に患者さんの紹介とリハビリ経過をします(患者様よりブログへの掲載は了承済み)。

 

患者情報

・名前:Oさん

・年齢:30代前半

・職業:会社員(デスクワーク多め)

・診断:腰椎椎間板ヘルニア(L4/5レベルに軽度)

・主訴:腰が痛い、時々足が痺れる

・ニード:趣味の釣りを続けたい(腰痛が出現せずに)

・嗜好:タバコ、お菓子、清涼飲料水

・その他:家庭では2人のお子様の育児に奔走し寝るのもいつも遅い、ストレス耐性は低い

 

ざっくりと上記の様な患者さんでした。

この方とは年齢も近く、出身地域も近かったため話が盛り上がることもあり、コミュニケーション・信頼関係は築き易かったです。

 

リハビリ経過

症状としては腰部痛や下肢の痺れでしたが、画像上では腰椎椎間板ヘルニアとしても軽度の膨隆程度でしたし、症状の訴える部位とデルマトームとも一致しませんでした。

また腰椎椎間板ヘルニアの鑑別する整形外科テストをしても、あまり引っ掛かってこない状態でした。

腰部疾患を鑑別するための理学検査まとめ!

 

そのため椎間板ヘルニア由来の神経症状による症状ではなく、筋・筋膜性由来の症状を疑いました。

そして…

腸腰筋、殿筋群などを押圧していくと…

 

「あーそこ、そこです!かなり痛いです」

「先生、めっちゃそこ効きます!」

 

しばらく押圧していると腰部痛や痺れは軽減してきました。

やはりトリガーポイントが原因だった様です。

仕事柄、座位時間も長く嗜好品から見ても糖質が多い、喫煙もしている…

家庭環境も育児に忙しく、奥さんとの喧嘩も多いみたいで、自律神経も乱れている様子。。

トリガーポイントが形成されやすい要素がズラりと並んでいました。

背部・殿部痛に関わるトリガーポイント【部位別まとめ】

 

元々、身体のケアなどの重要性は感じられていた様ですが、忙しくついつい後回しになっていた様です。

リハビリでは、トリガーポイントの形成されていた筋群のストレッチ方法やテニスボールを使ったリリース方法をセルフエクササイズとして指導。

さらに栄養面や生活環境などの影響で筋群が硬くなりやすいことを伝えました。

本人も思い当たるところがあったようで興味津々といった様子で、その後も色々と質問されました。

患者さんの反応も良かったので、自分も患者さんのやる気を刺激するように色々と身体のことなどをお伝えしました!

 

2回目のリハビリではだいぶ症状も軽減した様子で、満足されていました。

自分なりに運動以外にも、自律神経のバランスを整えるように日常生活でのストレスの解消方法なども模索されているようでした。

初回リハビリで伝えた内容を早速実践されていました♪♪

 

その後も再発予防にセルフエクササイズの指導を中心に数回リハビリを行い終了となりました。

終了時には生活、仕事は問題ない状態にまでなっていました。

リハビリ終了の際には、「これで釣りも出来そうです!また釣りに行けたら報告します!」と言われ卒業となりました。

 

リハビリ終了後

そして…

リハビリが終了して数ヶ月後、なんと本当にSNSを通じて連絡が来ました!

 

「お久しぶりです!その節はお世話になりました。あれから釣りも行けました!坊主でしたけど 笑」

 

嬉しい報告でしたね!

症状の改善だけでなく、趣味の釣りまで行けたことでこちらも安心しました♪( ´▽`)

 

更に文末にはこんな文章が…

「自分なりに教えてもらったストレッチを健忘録的にYou Tubeにまとめました!自分だけじゃなくて釣り仲間でも腰痛の人多いんで、役立ったら嬉しいなと思って!クオリティは先生に突っ込まれそうですけど、良かったらみて下さい」

 

なんとこの患者さんは、リハビリ中にお伝えしたストレッチ動画をYou Tubeにアップされていました 笑

ここまで意欲的な患者さんも初めてでしたので、めっちゃ嬉しかったです!

 

ある意味、患者教育が上手くいったのか、元々意欲の高かった人だったのか…笑

とにかくこちらの働き掛けを通して患者さんが自らの身体と向き合い行動してくれたことが嬉しく、私としては大満足でした!

患者さんのYou Tube

患者様より了解を頂き、You Tubeを紹介します。

内容はあまり気にせず、再生回数もまだまだ少ないのでお時間あれば観てあげて下さい♪( ´▽`)

なぜかカメラアングルが目線に合わせた動画ですが 笑

まとめ

いかがでしたでしょうか?

個人的には珍しい体験でしたが、私とのリハビリを通して患者さんの行動が変わり、より良くしていこうとされたことが嬉しかったです。

これからも多くの方の行動まで変えれるような言葉掛け、振る舞い、説明など患者さんに合わせた適切な患者教育を進めていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。